【新卒】新入社員が入社5ヵ月で「うつ」になった話

2020年9月17日

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今回は私が新入社員として春から会社に就職し、5ヵ月目に「うつ状態」と診断されたお話です。

現在、私はこのうつの治療のために会社を休職しています。
この記事ではうつになったきっかけ、症状、休職に至った経緯などを書いていきます。

この記事を書くに至ったのは、私がつらい時にうつ病になった方のブログなどがとても参考になったし、病院に行くきっかけにもなったからです。
ネガティブな内容ゆえに記事にするか悩みましたが、この現状を書き残しておきたいという意味も込めて書かせて頂きます。
文章だらけで読みづらいかもしれませんが、最後までお付き合い頂ければ嬉しいです。

 

この記事を読んで、1人でも多くの悩んでいる方の「何かのきっかけ」になれば幸いです。

それでは紹介していきます。

筆者のスペック

まずは筆者である私がどんな人物かを簡単に書かせて頂きます。
どんな人物かを最初に書いたほうが、読んで頂いている方のイメージも湧きやすいかなという意味です。興味のない方は読み飛ばしでください。

  1. 年齢:22歳
  2. 職業:会社員(上場企業)
  3. 趣味:模型/旅行
  4. 性格:真面目

主にこんな感じです。
上場企業に内定をもらい、一等地にあるオフィスに通っていました。
会社の条件も良く福利厚生もしっかりしている会社です。他を知らないので、客観的とは言いにくいですが十分ホワイト企業だと思います。
業種は技術職です。最上流で営業に近い仕事であり、人と多く関わる仕事でした。

内定をもらった時は、両親や親戚も喜んでくれました。
傍から見れば順風満帆だったでしょう。申し分ない会社に就職できました。

 

趣味は模型と旅行です。
模型は子どもの頃からの趣味で、自分とは切っても切り離せない趣味の1つです。
旅行も自分のポテンシャルがどんどん広がっていく感じが好きで、大学時代は日本各地いろいろなところに行きました。
私は他の誰よりも趣味を大事にし、全力で楽しめる自信がありました。
そんな私の趣味をエンジョイしている姿は他の記事Twitterを見てみてください。

 

性格は人からよく真面目と言われます。
何でも丁寧にやりたいタイプなのでそう思われるのかもしれません。
後は自分の興味がある領域では人と多く関わることが好きでした。趣味に関しては特にそうでした。

こんな私ですが、当たり前かもしれませんが「自分はうつ病にかかることはない」とずっと思っていました。
趣味でストレス発散もできるし、苦手な環境でも上手く立ち回れる自信があったからです。

うつになったきっかけ

新入社員でうつになったきっかけと聞くと、「環境が変わったストレスで…」「パワハラを受けて…」というのをよく耳にしますよね。
自分もうつが悪化する引き金は会社にありました。
ですが、1番最初のきっかけは入社するちょっと前、大学生の頃に遡ります。
これも今から振り返るとそうかもな?という程度ですが…

きっかけは大学4年の卒業研究

4年制の大学なら、4年まで上がれば卒業課程があるでしょう。
私は理系の大学だったので研究室に配属され、卒業研究がありました。
結論から言うと、この研究室の環境が自分に合っていませんでした。
2人1組で研究を進めるのですが、相方とも教授とも上手く噛み合わなかったのです。
誰が悪いというわけではなく、単純に合っていなかったんだと思います。研究室に行くことが徐々に苦痛になっていきました。
時々サボったりしてしまって、相方に迷惑をかけたこともありました。
これには自分も落ち度があります。
迷惑をかけた経緯から相方に必要以上に気を遣うようになり、教授ともなるべく距離を置くようになっていきました。

 

そんな大学4年の12月、えづきが止まらなくなるようになりました。

ふとした時に、喉がつっかえるような感じがしてえづいてしまう。
そんな状態がずっと続き、異変を感じて内科を受診しました。
ですが、胃カメラや血液検査をしても異常なし。この症状には今もずっと苦しめられています。

 

そんな状態の中、1月2月と研究も佳境に入り、否が応でも研究室との接点が増えていきました。
だんだんと研究室に行くのが異常につらくなり、食欲も落ち、体調を崩すことが増えていきました。

元々あった「苦手な環境でも上手く立ち回れる自信」はこの時から完全に無くなっていました。
付き合っている彼女にも何度も泣きついたりしました。
残り数ヵ月で終わるのに、退学しようかとも真剣に考えました。

 

この時にはすでに、「自分の状態はおかしいのでは」と思い心療内科を受診しようとしました。
ですが、この記事を読んで下さっている方ならご存じの方も多いかもしれませんが、心療内科の初診って全然予約取れないんですよね。
半月、1ヵ月先とか当たり前で。
「今つらいのにそんなに待てない」と思い、この時は諦めました。
大学が終わって、就職までの休みの間に気持ちも落ち着くだろう、という見立てもあっての諦めでした。

 

そこからつらかった大学もなんとか終わって、入社まで1ヵ月ほど休みを過ごしました。
趣味にひたすら没頭し、旅行もできる限り行きました。
ですが、この頃からコロナの影響が徐々に出始めて、旅行も少し難しい状態でした。
この頃の気持ちは、社会人になってしまう焦燥感と、「卒業研究であれだけ苦労して、社会人になってやっていけるんだろうか」という不安でいっぱいでした。
休みになれば治るだろうと思っていたえづきも良くなりませんでした。

そんな精神状態の中、会社に就職することになります。

会社に就職してから状況は悪化

会社に就職して、これまで思っていた社会人像とたくさんのギャップを感じました。
たぶんそれは、日本全国ほとんどの新入社員が同じように思っているでしょう。
自分もその1人でした。私が就職した会社は、技術や制度面は近代化が進んでいました。
しかし人を育成する姿勢や研修で教わることは、多くの企業がそうであるようにメンバーシップ型の会社でした。
「同期は仲間」「新入社員は明るくフレッシュに」「会社の理念のもと一緒に成長していこう」という姿勢です。

至極当たり前なことなのですが、これを受け入れることが自分にとってすごく難しくなっていました。

 

これらのあるあるスローガンに自分のモチベーションを持っていくことができなくなっていました。
それまでは会社に就職したら、早く出世してバンバンお金を稼ぎたい!と意気込んでいましたが、そんな思いもどこかに消えてました。
「最低限、生活するためにお金を稼げればそれでいい」というレベルが限界でした。
また、そんなスローガンはうまく受け流して立ち回ればいいという選択肢もあったはずです。
ですが、私の性格ゆえか全て真に受けてしまい、いつしか「明るいフレッシュで前向きな向上心ある新入社員でなきゃいけない」と自分にプレッシャーをかけるようになっていました。

この頃から、よく下痢をするようになりました。お腹が痛くないのに、常に緩く毎朝トイレに駆け込む日々です。

 

そんな中、世間はコロナで緊急事態宣言となり、いろいろな事柄が制限されるようになっていきます。
気軽に旅行に行くことも難しくなり、模型でも展示会やイベントが無くなり趣味の方々と会う機会も減りました。
就職して上手く時間が作れなくなったこともあり、この頃から模型はほとんどしなくなっていました。

緊急事態宣言が明けて、6月の頭からいよいよ配属されることになりました。

仕事の「不条理」に耐えられなくなった

私が配属された先は、内定をもらった時に聞いていた話と全く違うところでした。
ゴリゴリに技術職のつもりでしたが、配属先は営業に近い立ち位置の部署でした。
勤務先も他の同期とは自分だけ離れることになりました。
配属先の先輩や上司はいい人たちばかりでしたが、フレッシュな新入社員じゃなきゃいけないというプレッシャーは変わらず、異様なまでに相手に気を遣って過ごしていました。

 

次第に、仕事をしていく上で「不条理」に遭遇する場面が多くなってきます。
まぁ社会人あるあるですよね。
先輩ごとに言ってることが違う…先輩からの指示通りやったら、別の先輩に怒られる…などなど。
「最低限、生活するためにお金を稼げればそれでいい」というモチベから離れられなくなっていた自分は、これが本当に耐えれませんでした。
そして、ちょっとでも注意されるだけでもすごく気にするようになりました。
注意されるのが怖くて、次第に人に指示されて動くことが嫌になり、この頃から会社で働くのは向いてないのではと思い始めました。

 

そこからは加速度的に精神状態が悪化していきます。
毎日、出勤…勤務…帰宅…就寝…を繰り返すだけの日々の中、人生は何もいいことがないと思い始めました。
時間も取れない、会社はつらい、給料は低い…会社を辞めれないなら死にたいと思い始めました。
平日は帰ってから寝るまでの時間が少ない焦燥感から、食事の量を減らし、お風呂は湯舟に浸かるのをやめました。
土日は1人で部屋にいると、会社のことを考えてしまって落ち着かなくなりました。それが嫌で、土日は彼女の家に入り浸るようになり現実逃避しました。
この現実逃避はストレス発散になっていると思っていましたが、1人でゆっくり休む時間を減らす要因になっていたと、振り返って思います。

 

平日になればまたいつものサイクルの中、フレッシュ新入社員にスイッチを切り替える日々です。
今から思うと、ストレス発散やリラックスする時間・機会を無意識に減らしてしまっていました。
こんな日々にはいつか限界がくるというのも、どこかで感じていました。

次第に体調が悪化していく

そんな風に会社へのモチベが徐々に減っていった7月中旬、身体的に症状が現れはじめました。
夜、寝ていると会社の夢を見るようになったのです。どの夢も先輩や上司に怒られて泣きながら謝る夢。
夜中目を覚ます回数も多くなり、朝も7時に起きればいいのに5時半とかに目を覚ますこともザラでした。
夢を見たくなくて、寝付く時間も徐々に遅くなっていました。
平日・土日はもちろん、たまにの旅行先でもこの症状に悩まされるようになります。

これまでの身体的症状がずっと続いていたこともあり、抵抗はありましたが心療内科を受診することにしました。
それが8月上旬のことです。
ですが、先にお話したようになかなか予約が取れないんですよね。
土日しか時間が取れないこともあり、8月下旬の予約になりました。
1ヵ月も待てないと思いましたが、仕方ありません。

 

8月に入った辺りから、会社でもボロが出るようになっていました。
先輩にもっと気を遣えと注意される回数が増えたり、集中力が続かず離席することも増えました。
この頃には常に死にたいと思ってました。どんな場面でも人と関わるのが億劫で避けていました。

 

親に「会社をやめたい」と相談すると、「もったいない」「忍耐力がないだけ」と言われ、ますます気に病むようになったりもしました。
親にしてみればそれもそうでしょう。
条件も人も悪くない会社で、新入社員あるあるな悩みで会社をやめたいと言い出せば、誰だってそう言います。
ですが、自分にとっては「こんなあるあるの悩みにも耐えられないなんて」と劣等感を感じる状態でした。
お金の面からも、簡単にやめられないのは明らかでした。

限界が近かったある日、いよいよ心がポッキリ折れる瞬間が訪れます。

心療内科を受診するまで

コロナの第2波が懸念されるようになり、私はお盆明けから在宅勤務になりました。
先輩ともメールや電話でのやり取りが多くなりました。
在宅勤務になっても気持ちが落ち着くことはなかったです。

 

心療内科の受診を1週間前に控えたある日、先輩からメールで注意を受けました。
内容は些細な注意でした。些細の注意と頭では分かっていながらも、気持ちが、心がポッキリ折れました。
自分を否定されたことがつらく、えづきが止まらなくなり嘔吐しました。
嘔吐したことが情けなく、涙が止まらなくなりました。もう後は勝手に涙が流れるだけです。
仕事なんて全く手につきません。

さすがに母にも心配されて、「そこまでなるならもう会社をやめていい」とまで言われました。
その後、先輩と上司に連絡を取り、これまでのことを洗いざらい話した上で、心療内科を受診するまでの1週間休みを貰いました。
先輩や上司に打ち明けるのはすごく勇気がいりましたが、どちらも理解してくれてゆっくり休むように言ってもらえました。

 

この頃には、彼女との関係もガタガタになってました。
自分を1番そばで見てくれていましたが「あなたのその状態にこれ以上付き合いきれない」と言われ、しばらく会うのをやめることになりました。
これがかなり堪えました。
彼女に負担をかけていることも分かっていたので、余計につらかったです。

 

休みをもらった1週間は地獄でした。
仕事を休んでる罪悪感と…これからのこと…医者にちゃんと話ができるのか…これで頭がいっぱいでした。
ですが、もう自分ではどうしたらいいか分からなくなり、藁にも縋る思いで心療内科に駆け込むしかありませんでした。

 

いよいよ訪れた初診の日。
心臓が飛び出そうな思いで受診しましたが、先生は親身に話を聞いてくれました。
心療内科は合う合わないがあると聞いていたので不安でしたが、余計な心配でした。
先生は自分の病状を客観的に教えてくれて、初めて自分が置かれている状況に気づきました。
大学4年の時に減っていた心のガソリンが回復しないまま就職し、環境が変わった会社へのストレスでガソリンが切れかかっていることに。

先生にはまずは2ヵ月休職して休むこと、夜眠りを助けるメンタル系の薬と整腸薬を処方してくれました。
心療内科を受診して1つの答えを貰ったことで、気持ちがかなり楽になりました。

心療内科を受診してから

その後、会社の先輩と1度社外で面談する機会を設けてもらい、受診結果や今の気持ちを話して医者の診断書を渡しました。
その次の日には診断書は受領され、休職期間に入り今に至ります。
面談は喫茶店でしてもらいましたが、人に会うのもすごくエネルギーを使って大変でした。

 

先生にはまず「何も考えずに休むこと」と言われました。
人に会うのも難しいだろうから、アクティブに動かずゆっくりするように、と。
何も考えずに休むってめっちゃ難しいんですよね。思い返せば、大学4年の12月からずっと考え続けてきたんです。

 

休職して、余裕ができて、自分を客観的に見ると色んなことが上手くできなくなっていました。
数ヵ月ぶりに再開した模型も集中力が続かず、すぐに部屋をうろうろしたりしちゃいます。
今も少しでも否定されると気持ちが沈みます。電車とかに乗るのもちょっとキツかったり。
何かしたい気持ちはあっても、心が微妙にズレてて上手くいかない感じです。それでも「まぁ、こんなもんか」と思うことにしています。
辛かった日々も自分の中でパッケージングして脇に置いてみました。
「必ず治る」そう信じて今は生活リズムを直しながらゆっくり過ごしています。

今悩んでいる人に伝えたいこと

ここまで読んで下さった方は「自分も同じ状態だ、うつかもしれない」と思ったかもしれません。
ハードルは高いかもしれないですが、病院に行ってほしいです。
もしかしたら違う病気かもしれないし、私と同じようにすぐにでも休まなきゃいけない状態かもしれません。

 

ここまで酷くないな、と思った人でも、自分のように状況がどんどん悪くなることだってあります。
1度、病院に相談してみてほしいです。
本当に悩ましいところですが、めっちゃつらくて今すぐ心療内科に駆け込みたい!と思ってもすぐには無理です。
だいたい予約で埋まってます。
ちょっとおかしいなと感じたら、1回行ってみるのが1番いいと思います。

 

そして、自分のように環境が変わったからといって、精神状態が良くなるとは限りません。
良くなる人もいるかもしれないですが、自分はダメでした。私の心は大学4年で止まっています。
環境や、周りの問題だけではないです。
私の場合、会社の環境は良かったですが、どんどん悪化していったので。
新入社員あるあるに耐えれなかったのも、周りの常識が自分の常識になるとは限らないんだなと思いました。
他人はどうであれ、つらいもんはつらいです。

後は趣味がある人は、趣味から離れていった時は心がSOSを出してるサインかもしれないです。
コロナの影響もありますが、趣味から離れストレスが発散できなくなって悪循環に陥りました。

まとめ

これが私が入社して5ヵ月で「うつ」になった経緯です。
ここまで長々書きましたが、最後まで読んでくれてる人がいるか微妙ですね。
長ったらしく、読みにくかったらごめんなさい。
ここまで読んでくれてありがとうございます。

 

入社して、つらい日々の中でも楽しみはありました。旅行をしてリフレッシュしようとかもしました。
でもそのリフレッシュは常人には効くんですけど、うつになってる人には焼け石に水なんですよね。
今は心の底から、旅を楽しめる日を心待ちにしてます。

休職してまだ数日ですが、今は何か「日課」を作りたいなと思っています。
散歩したりとかその程度ですけど、暮らしにメリハリを持たせたいなと。
無理せず小さな範囲からぼちぼちやっていこうと思っています。

 

記事中での彼女との関係ですが、今もあれ以来会っていません。連絡は毎日とっていますが会えずにいます。
ですが、約束しました。全てが元通りになったらディズニーに行こうと。
今はそれを励みに、楽しみに日々を過ごしています。
約1年前の心に戻ることが今の願いです。

 

何か私に気になることや、質問がある人は気軽に問い合わせてください。
カウンセラーとかじゃないんで、思いっきり相談に乗ったり、なにかアドバイスするのは無理です。
自分の経験を話したり、心療内科がどんなところかとかは話せるので、そういう意味で気軽に利用してもらえたらと思います。

ご覧いただきありがとうございました。

(9/17追記)
この記事を書かせて頂いてから2週間ほど経ちました。
休職していると、時間の流れがあっという間でもうそんなに経ったのかという感じです。
あれから通院もして、現状は徐々に良くなっている部分もあれば、まだ回復していない部分もあるといった感じです。
彼女には先日、3週間ぶりに会ってそれからも何度か会っています。
うつになって衝突してしまったこともありましたが、今は楽しく話もできて、徐々に関係が良くなっていることがとても嬉しいです。
日課はまだ作れてませんが、趣味もだんだん出来るようになってきて毎日が楽しいです。
徐々に自分を取り戻していけるよう、今後もぼちぼちやっていきます。