【ぷら用カンナ 助さんで実践!】模型製作でのカンナがけのメリットとは?
今回はH.E.M.I×IPDさんより発売の「ぷら用カンナ 助さん」の商品レビューです。
ヤスリを当てれない箇所の表面処理に大活躍のツールでした。
[word_balloon id="1″ position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true"]実際の使用例からカンナがけのメリット、欠点まで徹底紹介します。[/word_balloon]
上級者にも模型初心者にもオススメできる商品だと思います。
また、記事の最後ではH.E.M.I×IPDさん主催の模型コンテストなどもご紹介しています。
当ブログでは他にも模型製作に役立つ情報やツールをご紹介しています。
「模型の記事一覧」よりご覧いただけると嬉しいです。
それではご紹介していきます。
ぷら用カンナ 助さんの概要
ぷら用カンナ 助さんの概要です。
価格:2400円になります。
模型イベントや模型店、その他ネット通販やH.E.M.I×IPDさん公式Twitterより通販もされています。
在庫状況・取り扱い模型店等は公式Twitterより発信されているのでご確認ください。
今回はこの「ぷら用カンナ 助さん」開発者であるゆたヲさん(@yuta8001yuta)に就職祝いとして特別にプレゼント頂きました。
特別に頂いたと言っても、レビューは公平に行いますのでご安心ください(笑)
このぷら用カンナは同系統のツールとして「角さん」も発売されています。
またH.E.M.I×IPDさんからは様々な面処理ツールが発売されています。
開封すると説明書きが書かれた簡単なパンフが同梱されています。
写真付きで丁寧なため、使い方が分からない方でも安心です。
私も普段の製作ではカンナがけをすることがほぼないので参考になりました。
早速使用してみました。
実際の使用例をご紹介
今回は助さんを使うキットとして「MG オリジン版ガンダム」を使用しました。
使用例として
- アンテナのシャープ化
- 段落ち部分の面処理
をご紹介していきます。
使用例その1 アンテナのシャープ化
まずはアンテナのシャープ化を助さんでしてみました。
通常はヤスリを当てて行う作業ですが、面が小さくなかなか神経の使う作業です。
実際に使用してみた画像がこちらになります。
使用後の方がエッジがきっちり出ているのがお分かり頂けるかと思います。
ヤスリだと力のかかり具合でエッジがヨレてしまう可能性がありますが、助さんを使うと根本から先端まで綺麗に面出しができています。
助さんなら力のかかり具合を気にせず初心者でも楽にシャープ化ができると思います。
また、助さんを使った方がアンテナが折れるリスクが少ないでしょう。
優しくなでるだけでカンナがけができるのでアンテナにかかる負荷もヤスリがけより少ないです。
使用例その2 段落ち部分の面処理
続いては段落ち部分の面処理です。
腕の二の腕部分を例に使用してみます。
まずこちらがカンナがけを行う前です。
最近のガンプラではご覧のように合わせ目処理として段落ち加工が予めされていることが多いです。
ただ、堀が浅く上面の面処理時に潰れてしまうリスクがあります。
助さんを使って段落ち部分底面をカンナがけし、堀を深くしてみました。
ご覧のように均一に段落ち底面部分をカンナがけできました。
彫りが深くなり、クッキリしているのがお分かりいただけると思います。
ヤスリで処理するのは不可能なため、手軽にできてとても便利です。
今回は既存の段落ち箇所に行いましたが、自分で追加した段落ち加工にも効果的だと思います。
段落ち加工をすると底面が荒れてしまうことも少なくないですが、助さんなら綺麗にならせるでしょう。
カンナがけを行うメリット
ここまで助さんを使った使用例をご紹介してきました。
冒頭でも少し触れましたが、今まで私は普段の製作でカンナがけを行うことが少なかったです。
今回助さんを使って感じた、カンナがけを行うメリットは以下の通りです。
- ヤスリが当てられない箇所の面処理
- 正確に均一な面処理ができる
- キズが付きにくい
これらのメリットは使用例の通りですね。
「キズが付きにくい」という点はヤスリと比較して表面が白く曇りにくいということです。
無塗装で仕上げたい方にとっては非常に大きいメリットになりますね。
ヤスリによる曇りや実際に無塗装でガンプラを仕上げる方法は「【うちで過ごそう】2日で仕上げるワンランク上のガンプラ製作 前編」で紹介していますので是非ご覧ください。
反対に以下のような場合はヤスリがけで面処理を行うのがいいでしょう。
- 球面の面処理
- 広い面積の面処理
- 通常のC面処理
球面はもちろんのこと、広い面積となると均一にカンナがけを行うのは難しいです。
どうしてもカンナをかけれている場所と綺麗にかけれていない場所の差が生まれてしまいます。
ヤスリがけをメインに置きつつも、状況に合わせてカンナがけを行うのがベストでしょう。
H.E.M.I×IPD主催 プラモデルコンテスト
ここまでご紹介した「ぷら用カンナ 助さん」のメーカーであるH.E.M.I×IPDさん主催のコンテストが開催されます。
今回ご紹介した助さんをはじめ、豪華な景品もあるようなので是非参加されてみてはいかがでしょうか。
- 応募期間:4/24~5/29
投票期間:6/1~6/10
詳しいレギュレーションや応募方法は「H.E.M.I×IPDコンテスト コンテストページ」に記載されていますのでぜひご覧ください。
現在は終了しています。
まとめ
「ぷら用カンナ 助さん」を使ったカンナがけのメリットをご紹介しました。
こちらの助さんは私にとってカンナがけの概念が変わるツールでした。
今までは
[word_balloon id="1″ position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true"]カンナがけはパーティングラインの処理に使う程度[/word_balloon]
という認識でしたがメリットでも挙げたように、ヤスリでは実現できない痒いところに手が届くツールでした。
カンナがけはデザインナイフで行うのが最もポピュラーですが、余計な力がかかりやすいです。
助さんは持ち手部分も大きく切れ味も鋭いため、余計な力がかからず簡単に綺麗なカンナがけができます。
初めてカンナがけをする人ほど、今回のようにカンナ用ツールを使用することをオススメします。
助さんもカンナ部分はナイフのような形状ですが、ナイフとして使用すると刃を痛めます。
安くないツールなので必ずカンナ用として使用し長持ちさせましょう。
助さんに関して気になる点や疑問点があれば可能な範囲でお答えします。
気軽にコメントやお問い合わせください。
ご覧いただきありがとうございました。
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