ヒルトン大阪のブログ宿泊記 梅田の好アクセスホテルを徹底レビュー

2021年5月30日

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今回は大阪・梅田エリアに位置する「ヒルトン大阪」の宿泊記をお届けします。

本記事ではロビーの様子・エグゼクティブキングのルームレビュー・ゴールド会員の特典紹介・朝食までご紹介します。

ヒルトン大阪」は1986年開業の大阪を代表するヒルトン系列のホテルです。
梅田エリアの大型ホテルではもっとも古いホテルの1つで、関西圏の方なら馴染みがある方も多いのではないでしょうか。
老舗ホテルとあり、5軒のレストランにプール・ジム、エグゼクティブラウンジや「ヒルトンプラザ」と呼ばれる複合施設まで併設する大型ホテルです。
アクセスも良好で、JR大阪駅の目の前に位置しています。
ロビーや客室は近年リニューアルされ、古きよき部分を残しつつヒルトンらしいシンプルかつ快適で素敵なホテルです。

今回はそんな「ヒルトン大阪」に1人で宿泊しました。
普段はマリオット系列への宿泊が多く、ヒルトンは初めての滞在です。
ヒルトン会員へのサービスも素晴らしく、大阪のミドルクラスのホテルでは大好きなホテルになりました。

それでは早速ロビーから紹介します。

ヒルトン大阪のロビー

ヒルトン大阪の入口は3つ

正面玄関

ヒルトン大阪への入口は3つあります。
写真はメインの正面玄関です。
車でアクセスされる方は正面玄関から、JR大阪駅からだと裏手の「ヒルトンプラザ」の入口から入ることになります。

3つめの入口は地下です。
梅田の各路線から、地下からアクセスできます。
雨の日でも濡れずに行けるのが嬉しいポイント。

いずれの入口にも案内するドアマンはいませんでした。

ロビー

ロビー

そんな入口を抜けると、3階まで吹き抜けになったロビーが現れます。
解放感があるロビーで、調度品も豪華過ぎず大型ホテルらしいロビーです。

ロビーもリニューアルされているので、古さは全く感じません。
写真から見て左手がフロント、右手には「マイプレイス」というカジュアルカフェがあります。
金土での滞在でしたが、いずれの日もロビーは賑わっていました。

チェックイン

チェックインはフロントで行います。
チェックインカウンターは3つです。
15時すぎに訪れましたが、混雑はなく、すんなりチェックインできました。

チェックインはかなり簡素で、2、3分で終わりました。
クレカの提示どころか、サインすら求められずビックリしました。
コロナ関係のアンケートなども特にありません。
楽でいいですが、セキュリティ面が少し心配になります。

HPCJプランでの予約でしたが、滞在中会員カードの提示も求められることはありませんでした。
関連記事:【ヒルトンアメックス】HPCJの入会スケジュールや5000円割引券の注意点

ヒルトン大阪のエグゼクティブダブル

エグゼクティブルーム ダブル

宿泊したお部屋は「エグゼクティブルーム ダブル」です。
1番安いヒルトンルームを予約していましたが、ゴールド会員特典でアップグレードしてくれました。
エグゼクティブラウンジを使うこともできます。

アップグレードは2段階と太っ腹です。
レイトチェックアウトも、エグゼクティブルームに宿泊するとお願いできます。
今回は15時までレイトチェックアウトしてもらえました。

ヒルトン大阪はスイート以外はお部屋の大きさ・内装は変わりません。
よってエグゼクティブルームでも、下位ランクのお部屋と変わりません。
違う部分は階層です。
今回アサイン頂いたお部屋は30階でした。
ホテルは35階建てなので、高層階になります。

お部屋は30㎡と、高級ホテルの中では小さめ。
間取りは一般的で、シンプルかつ機能的で使いやすいです。
大きな特徴は、ホテルとしては珍しくブラインドが障子になっていること。
床もフローリングで和モダンな落ち着いた空間です。
2018年にリニューアルしているので古さは全くありません。

お部屋を細かく紹介していきます。

エグゼクティブダブルのベッドサイド

ベッドサイド 右 ベッドサイド 左

ベッドサイドは非常にシンプルで、無駄なものが一切ありません。
右側は電話機のみ、左側はデジタル時計とティッシュです。

証明のボタン類は左右どちらも同じで、両側から同じように操作できるのは嬉しいポイントです。
コンセントも両側にありますが、左側はデジタル時計のでっかい電源が占領しています。
ココはコンパクトに電池式にして欲しいですね。
USB給電もあるので、直接スマホを充電できます。

エグゼクティブダブルのテーブル&チェア

テーブルとチェア

テーブルは大きな丸テーブルでゆとりがあります。
チェアは正直、オフィスチェアみたいで部屋の内装にも合ってない印象です。
デスクワークをするのに使い心地はよかったです。

テーブルの上には電話機・メモ・ウェルカムスイーツが置かれています。
ウェルカムスイーツは和菓子です。
ラップに包まれてますが、ここはガラス製の蓋とかにしてほしいと思ったり。

ソファー

窓際には長細いソファーと、クッションがあります。
古いホテルあるあるですが、窓自体は広くないです。
ですが、ソファーと障子のおかげで窓の狭さを感じさせない作りになっています。

窓際のソファーは好きなので、ココで外を眺めながら寛ぐことが多かったです。

エグゼクティブダブルのテレビ

テレビ

テレビは壁掛けで、省スペース化されています。
少し小さい気もしますが、お部屋も大きくないのでこれくらいで十分です。

テレビ自体は2008年製で、古さが目立ちます。
2018年にリニューアルされたのに、テレビは古いままなのはかなり残念ポイントでした。
正直ホテルのテレビは10年経つと、見た目も機能も古さが目立つので定期的に新しくしてほしいですね。
これは「ハイアットリージェンシー大阪」でも感じましたが、この辺りは新しいホテルが勝ってしまいます。
関連記事:ハイアットリージェンシー大阪のホテルレビュー宿泊記 デラックスルームのお部屋を紹介

テレビ端子

テレビにはありませんが、外付けでテレビ横にHDMI端子があります。
あるものの、私のPCでは認識せず。
結局使えず仕舞いでした。
関連記事:【小さくて何でもこなせる】旅行系ブロガーにオススメするサブPCはこれだ!

エグゼクティブダブルの洗面台

洗面台

洗面周りはトイレと一体になっていて、少し窮屈な作りです。
その分、お風呂が広めに取られているので仕方ないですね。

洗面周りはベッドルームと変わって、洋風かつシンプルな作りです。
トイレは最新のものでした。

洗面台

洗面台は、無駄なものがなく実にシンプルです。
洗面部分が少し小さく、もう少し広めだと有り難いです。
鏡周りに証明があり、女性の方には嬉しいポイントでしょう。

ドライヤー

ドライヤーはテスコムの「TID 134」です。
古いドライヤーで正確な価格はわかりませんが、後継機は4000円ほどです。
ドライヤーもリニューアルで新調されたものではないようです。

エグゼクティブダブルのアメニティ

アメニティ

アメニティはシンプルで必要最低限です。
スキンケア類やバスソルトはありません。
全て化粧箱に入っていて、高級感があるのはいいですね。
黄緑色で統一され、爽やかさが演出されています。

シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・ボディローションもお風呂でなく、こちらに置かれています。
ブランドは「クラブツリー&イヴリン」です。
イギリス発祥のブランドで、日本人にもキツくない爽やかで優しい香りが広がります。
ヒルトン系列ではお馴染みのブランドだそう。

エグゼクティブダブルのお風呂

シャワー

お風呂はセパレートタイプです。
30㎡のお部屋でセパレートタイプなのは嬉しいです。
お風呂自体もリニューアルされていて、綺麗です。
レインシャワーはありません。

不思議なのは浴室全面にある、すりガラス。
半すりガラスと言う感じで、ベッドルームから中が丸見えです。
しかし浴室からベッドルーム越しに、景色やテレビが見えるほどは透けていません。
障子のブラインドもありますが、ベッドルーム側なのでプライバシー性は低いです。
なぜこんな作りにしたのか不思議な部分でした。

湯船

湯船は足を伸ばせるほどではないですが、十分くつろげます。

エグゼクティブダブルのミニバー

ミニバー

ミニバーの中

ミニバーはテレビ横にあり、赤い棚で和な内装の中で目立ちます。

ミニバーにはエスプレッソもあり、こちらは無料でいただけます。
メニューは平均的ですが、少しお酒は少なめな印象です。
ワインやシャンパンは1種類ずつしかありません。
グラス類も必要最低限です。

エグゼクティブダブルのクローゼット

クローゼット

クローゼットはミニバー横にあり、こちらも平均的。
バスローブもあり、スリッパは使い捨てのペラペラなやつです。

荷物置き

クローゼット横は荷物がおけるスペースになっています。
天面がブラックで高級感があります。
荷物置きはスペースが広く、2人でも十分荷物を広げられます。
お部屋は狭いですが、こういったスペースは余裕を持って作られてるのが嬉しいです。

荷物おきの下には、ルームウェアがあります。
ルームウェアはセパレートタイプで、ホテルロゴなどもなく実にシンプルです。

エグゼクティブダブルの景色

景色

景色はご覧のように、北側方面を一望することができます。
スカイビルや淀川が見渡せるのが、大阪らしい景色でとてもいいです。

「ヒルトン大阪」のお部屋からの景色は、部屋の位置によってだいぶ変わります。
私が宿泊したお部屋の位置が、おそらく1番景色が綺麗です。
ホテル自体は高層ですが、周りのビルも高いのが多く邪魔しています。
建設当時はどの部屋も絶景だったでしょうから、老舗ホテルの宿命と言えます。

景色にこだわりたい方は、「淀川が見えるお部屋で」とリクエストするといいでしょう。
夕焼け

夜景

夕焼けや夜景も綺麗で、景色はとても気に入りました。
夜景は高いビルが少ないので迫力に欠けますが、ぼーっと眺めてリラックスできました。

ちなみに近くで工事をしていて、窓の遮音性は少し気になります。

ヒルトン大阪のエグゼクティブラウンジ

エグゼクティブラウンジ

「ヒルトン大阪」のエグゼクティブラウンジは、3階にあります。
本来、ゴールド会員はラウンジアクセスの特典はありませんが、アップグレードのおかげで使えます。
これはマリオットではありえない特典なので、かなり嬉しいです。
ヒルトン太っ腹です。

ですが緊急事態宣言中は、エグゼクティブラウンジは休止しています。
代替えでフードサービスは、2階「フォルクキッチン」で行われていました。
代替えサービスの様子は別記事でご紹介しています。
ぜひ合わせてご覧ください。
関連記事:「ヒルトン大阪」のエグゼクティブラウンジをご紹介 緊急事態宣言中のサービスは?

ヒルトン大阪の朝食

フォルクキッチン

ヒルトン大阪の朝食は2階「フォルクキッチン」で頂けます。
ヒルトン大阪のメインダイニングで、ランチ・ディナーではブッフェが提供されています。

朝食もブッフェスタイルでの提供になります。
料理を取るときは、手袋とマスクの着用がお願いされます。

ゴールド会員以上であれば、朝食は無料です。
通常は、1人3800円になります。

ブッフェメニュー ドリンク類

こちらはヨーグルトやドリンク類。
ドリンクが豊富なのは嬉しいです。

ブッフェメニュー 2

こちらはサラダ・スープや、和食になります。
和食についてはメニューが少なめです。

ブッフェメニュー パン

こちらはパンやコーヒー、ご飯が並びます。
パンは種類が豊富で、見たことない変わった種類もあります。

ブッフェメニュー ホットミール

こちらはホットミールとライブキッチンです。
ライブキッチンではオムレツやスクランブルエッグを作ってくれます。
オムレツをお願いし、中身はハム・マッシュルーム・チーズから選べます。

ホットミールも和食は1種類しかなく少ないです。

取ったもの

相変わらず盛り付けが下手で、すみません。
メニューは少し物足りないかな…と感じました。
少なくはないですが、注目するポイントはあまりないです。

オムレツは外側をしっかりめに焼いてくれて、私好みで嬉しかったです。
中はとろっと、外はしっとりが好きなんです。
クロワッサンもブッフェのものと考えると、サクサクでレベルが高いです。
トマトスープもトマトのほのかな酸味が後を引くおいしさでした。

個人的な不満は、スモークサーモンがありません。
朝食のスモークサーモンが好きなので、これはかなり残念。
ラウンジメニューにはあったのに、朝食にないのは残念すぎます。

無料だと全く文句はないですが、3800円と考えると少し高いかなと感じます。
3000円くらいだと嬉しいのが、正直な感想です。
個別にコーヒーのサーブなどはないですが、お皿もすぐに下げてもらえます。
フォルクキッチン自体も広々しており、ゆっくり朝食を楽しめました。

ヒルトン大阪のお値段

今回の「ヒルトン大阪」への予約はHPCJ限定プランで予約しました。
通常料金から25%OFFで予約することができます。

今回の宿泊代金は、20623円でした。
このお値段でエグゼクティブルーム・朝食無料はかなりお得です。

「ヒルトンアメックス」を発行してから、初めてのヒルトン滞在でしたが十分に特典を受けることができました。
年会費16500円はかかるものの、発行するだけでこれだけの特典を得れるのはすごいです。
関連記事:【ヒルトンアメックス】特典やポイント還元率など4つの魅力からオススメできる人とは?

ヒルトン大阪のアクセス・詳細情報

ヒルトン大阪 外観

最後に「ヒルトン大阪」のアクセス・詳細情報をご紹介します。

  1. 住所:大阪市北区梅田1-8-8
  2. 電話:06-6347-7111
  3. チェックイン 15:00 / チェックアウト 12:00
  4. 部屋数:562室

アクセスはJR大阪駅から徒歩2分、各路線の梅田駅からも徒歩10分以内です。
大阪のど真ん中にあるので、公共交通機関でのアクセスは抜群です。
関空や伊丹からも空港バスで、ホテル前までアクセス可能です。

車の場合、駐車料金は1泊4410円です。
ちょっとお高いですが、大阪の一等地なので仕方ないですね。
台数は300台止めれます。

個人的には公共交通機関でのアクセスがオススメです。
雨の日でも地下からアクセスできますし、何より駅から近いです。

まとめ

「ヒルトン大阪」の宿泊記でした。

全体的にシンプルにまとめられていて、とても快適な滞在になりました。
「シンプル・イズ・ベスト」とよく言いますが、ヒルトン大阪はまさにそれを体現しています。

外資系では大阪の中でも古いホテルになりますが、お部屋やロビーなどもリニューアルされているので全く気になりませんでした。
この記事では紹介していませんが、他にもプールやサウナもあり、それらを楽しみたい人にもオススメです。

接客については、ん?と思う部分も多少あり、少しドライな印象でした。
チェックアウトを担当してくれた方は、気持ちよく見送って頂けました。
ソフト面を重視するホテルではないですし、ミスもなかったので特段気になりませんでした。

また「ヒルトンアメックス」の特典である、ゴールド会員をフル活用できたのも嬉しいポイントです。
初めてのヒルトン系列でしたが、ヒルトンの良さを存分に堪能することができました。
「ヒルトンアメックス」の特典を使ってみたい!って人にもオススメできます。

アクセスも抜群ですしハード面も十分で、大阪のミドルクラスのホテルでは最適解と言えるでしょう。
今度はラウンジが再開したら訪れたいです。

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