【ちょい置きにおすすめ】GSIクレオス 壁ぴたっ!ペイントラックを徹底レビュー
今回は2020年6月新発売となったGSIクレオス「Mr.壁ぴたっ!ペイントラック」をレビューしていきます。
[word_balloon id="1″ position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="false"]商品概要や使い方、オススメのポイントなどをご紹介します[/word_balloon]
このペイントラックを使うことでエアブラシ塗装時の塗料転倒防止や、壁を利用した収納が簡単にできます。
本ブログでは他にも模型用品のレビューや、自身の作品紹介を行っています。興味のある方は「模型の記事一覧」よりご覧いただけると嬉しいです。
それではご紹介していきます。
Mr.壁ぴたっ!ペイントラックの概要
Mr.壁ぴたっ!ペイントラックの概要は以下の通りです。
- 価格:990円(税込)
- メーカー:GSIクレオス
名前の通り、組み立て式のペイントラックを壁に接着剤で貼り付け、塗料を収納できる便利アイテムとなっています。
はがせる接着剤を使うことで、壁に穴を開けたり傷つけることなく壁掛けラックが簡単に作れちゃうのが売りのようです。
実際、従来のすぐ取り出せるようなペイントラックは木製タイプの本格的な物が多く、お値段が張ることや小スペースで作業されるモデラーさんにはハードルが高いものでした。
紙製&ラックタイプにすることで、コスト面でもスペース面でも敷居が下がっており、万人受けしやすいアイテムはクレオスらしいと思います。
Mr.壁ぴたっ!ペイントラックを開封
開封してみると内容物はこんな感じです。
ラック用のフックと、接着剤3g、組み立て式ラック×2という内容です。
パッケージ裏面には貼り付け方や、ラックの組み立て方が載っています。使い方動画のQRコードまで貼ってあるので、悩んだらそちらを視聴することもできます。
パッケージ裏面は公式サイトでも紹介されているのでぜひご覧ください。
ご覧のようにラック本体とフックは別になっているので、ラック以外の物もかけられます。
耐荷重は2kgまでなので、ニッパーなどの工具をかけたりといった使い方もできそうです。
Mr.壁ぴたっ!ペイントラックの組み立て
それではまずはラック本体を組み立てていきます。
段ボールの箱を組む要領で、簡単に組み立てることができます。
ご覧のように、1セットで4本まで塗料を収納することができます。
写真をよく見ると、塗料を入れる面が少し折れ曲がってしまっています。
[word_balloon id="1″ position="L" size="M" balloon="talk" name_position="under_avatar" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="false"]どうしても強度がない部分なので、組み立てる際に折れ曲がってしまいました。[/word_balloon]
ここはセロテープなどで側面と貼り合わせて、補強される方がいいでしょう。
この組み立てたラックを縦に連結させます。
少し大きめのHGくらいのサイズ感です。
上段と下段の感覚も広めに取られているため、下段の塗料を取る時に手が引っかかる心配もなさそうです。
裏面はこんな感じで連結しています。
フック部分を差し込むような形で連結しています。しっかり食い込んでいるので、下段だけ落下してしまう心配もありません。
Mr.壁ぴたっ!ペイントラックを複数買えば何個でもラックを連結させることができます。
ただ、縦にかなり幅を取ることになるので、1セット分が1番理想的なサイズのように思います。耐荷重の面でも4セット程度(塗料16本分)が限界です。
Mr.壁ぴたっ!ペイントラックの取り付け
続いては付属の接着剤を使って、フックを壁に取り付けていきます。
私は普段の塗料の収納は、別にアクリルケースを用意しています。なので、調色時の塗料転倒防止のために塗装ブースの壁に取り付けることにしました。
まずはフックを取り付けるシートに接着剤を塗っていきます。
あらかじめ取り付けるシートには溝が彫られており、溝に合わせて接着剤を塗れるようになっています。
見た目はエポキシ系接着剤のような無色透明ですが、臭いはエポキシほどキツくありません。変な例えですが、スイカのような臭いがします。
接着剤の容量は3gあり、「使い切りタイプ」と表記されていますが、複数回使えるくらいあります。
ビニル製以外の壁紙、コンクリート、凹凸が激しい壁、高温になる箇所には貼り付けることができないのでご注意ください。
後はフックを貼りたいところに密着させ、接着剤の硬化を待ちます。
接着剤の硬化時間は12時間以上と表記されています。
気温や湿度によっても変わると思われますが、買ってすぐ使えるわけではないので注意しましょう。
今回はラックの組み立てからご紹介していますが、買ったらまずフックの取り付けを先に行った方がいいです。
硬化を待たずにフックにラックをかけると、フックごと落ちます(実際にやらかしました)。
そして硬化後ラックをかければ完成です。
私が愛用している「互換ブース」に取り付けたのがこちらです。
互換ブースの素材はプラダンですが、問題なく設置できており、ずり落ちることもありません。
Mr.壁ぴたっ!ペイントラックに塗料を収納
早速、実際に塗料を収納してみました。
Mr.カラーの塗料瓶に合わせてラックは設計されていますが、径がクレオスよりも小さいガイアの瓶も収納できます。
逆にクレオスより大きい、フィニッシャーズの瓶などは収納できません。
写真の通り、丁度蓋の部分が飛びでるようなサイズのため、蓋を開けたまま収納するのはやめた方が良さそうです。
ラックは段ボール箱のように組み立て式のため、底面が平らではありません。
そのため、ガイアのような径が小さい塗料瓶だと安定感が少し悪いです。
写真でも上段のガイア瓶は少し斜めになっているのがお分かり頂けるかと思います。
Mr.壁ぴたっ!ペイントラックを使用した感想
先述したように、安価で手軽、省スペースに塗料を収納することができるので便利です。
はがすことも容易なため、繰り返し使える点も魅力でしょう。
私は今回、調色時の塗料転倒防止として塗装ブースに使いましたが、部分塗装などで少ししか塗料を使わない方はこれで壁に収納するのもよさそうです。
デメリットとしては、先ほども言ったようにラックが紙製なので安定感に欠ける点です。
底面が平らでないことを挙げましたが、他にもラック自体が軽いため手が当たったりすると揺れて少し怖いです。
塗料がついて汚れたりすることも考えると、長期で使い続けるには厳しそうです。
また安価であると紹介しましたが、2つ3つと買いそろえるには1000円近くする値段を考えると向いてないかなと思います。
あくまで塗料を「ちょい置き」するような場面で使われるといいでしょう。
たくさんの塗料を収納したい場合はもう少し本格的なラック・ケースをオススメします。
他にも何かレビューしてほしい商品などありましたら、気軽にお問い合わせいただけると嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません