【作品紹介】1/144 HGUC シャア専用ザクの改修・改造ポイントの紹介
今回は私が製作した2020年7月発売「1/144 HGUC シャア専用ザク」の主な製作ポイントをご紹介していきます。
HGUCでスタンダードなザクがリメイクされるとあって、話題になったキットになります。
腕がガワラ曲げができたり、軟質素材の腰スカートパーツが付属したりと、1/144スケールのザクで決定版ともいえるキットになっています。
今回は「RG シャア専用ザク」「HGUC F2型ザク」のパーツを流用しドッシリとしたザクらしいプロポーションを目指して仕上げてみました。
同キットの製作の参考にして頂けたら嬉しいです。
それではご紹介していきます。
シャア専用ザクのカラーリング
最近の「シャアザク」のカラーリングはオリジン版などの影響もあってかディープレッドのような濃い色合いが多いです。
なので今回はあえて、ピンク寄りのRGやMG Ver2.0に近いカラーリングで仕上げてみました。
以下、塗装レシピになります。
- 本体ピンク:ガンダムカラー MSシャアピンク+ファンデーションホワイト
- ダークレッド:ガンダムカラー MSシャアレッド
- ブラック:NAZCA フロストマットブラック
- 関節グレー1:佐世保海軍工廠標準色
- 関節グレー2:ニュートラルグレーⅢ
今回下地は、赤系のキットなのでピンクサフ…と言いたいところでしたが、ミキシングにより成型色にバラつきがあったためグレーサフを使用しています。
そのため、本体ピンク部の下地には「ラスキウスカラー ホワイトピーチ」を下地に塗装しました。
少々イレギュラーな下地作りでしたが、グレーサフ下地でも綺麗な発色ができることがわかりいい経験になりました。
サーフェイサーのポイントや、私が良く使うオススメサフは別記事で解説しているので、興味のある方はご覧いただけると嬉しいです。
関連記事:ガンプラに使える4つのラッカー塗料【サフ・下地編】
シャア専用ザクの頭・胴体改修ポイント
頭部の改修ポイント
頭部は全体のバランスを考え、「HGUC F2型ザク」の頭部に変更しています。
また動力パイプは、芯部分にRGの物を使用しスプリングとメタルパーツを通しています。
もっとも重要なモノアイは「ハイキューパーツ VCドーム3ピンク」に変更しています。
胴体の改修ポイント
胴体周りは主にHJ2020年9月号 裏花さん(@urahana3)のシャアザクを参考に改修しました。
腕の接続部をプラ板で1mm幅増し。
腰部分の接続部を削りこみ、浮いた状態を解消。
股間部分はRGを移植し、フロントスカートは2mmプラ板で延長。
それに合わせて、サイドスカートも1~2mm延長しています。
移植したRGの股間にはパネル別けがされており、作例ではそのままでしたが、全体のディテールに合わせて今回は埋めています。
また、動力パイプも頭部同様にメタルパーツ化しています。
シャア専用ザクの腕改修ポイント
腕に関してもHJを参考に改修してる部分が主です。
上腕部分と、袖部分をそれぞれ1mmずつ削り込み、合計2mm削って短縮しています。
また手首は、Takuyaさん(@STYLE_S_Takuya)原型ロボマニに変更しました。
このキット唯一の合わせ目が出てしまう上腕部は、関節部と上腕部分を別パーツ化し合わせ目消しを行っています。
肩スパイクも市販パーツに交換しました。
シャア専用ザクの脚改修ポイント
脚はまず、綺麗な立ちポーズになるよう股との接続部を削り込みました。
脚関節についても、脚が逆反りするように削り込みを行っています。
スリッパ部分は「HGUC F2型ザク」に変更しました。
F2型の方が大きめのスリッパなのでドッシリしたプロポーションになりました。
無改造でも取り付けれますが、スリッパが大きく可動範囲が狭いです。
そのため足の接地が悪くなってしまうので、スリッパ内部に1mmプラ板で幅増しし、逆立ちしているような状態にしました。
これにより、可動域に余裕が生まれ綺麗に接地できます。
動力パイプに関しても、他の箇所同様にメタルパーツ化しています。
シャア専用ザクの武器改修ポイント
武器はほぼ、キットのままです。
ザクマシンガンだけ、RGの物に変更しています。
またバズーカ・ザクマシンガン共に、センサー部分は「ハイキューパーツ VCドーム」に変更しています。
バズーカも合わせ目がありますが、こちらも合わせ目消しをしています。
シャア専用ザクの塗装前
こちらが塗装前の写真になります。
これまで解説した改修ポイントが一目でお分かり頂けるのではないでしょうか。
元キットは最近のキットらしく、スタイリッシュなプロポーションですが、パーツ流用や接続位置の変更により自然なプロポーションに仕上げました。
まとめ
「HGUC シャア専用ザク」の改修ポイントのご紹介でした。
軽く作るつもりが、いつの間にか徹底改修になってしまい元キットからはほぼ別物のプロポーションに変貌しました。
ですが、元キットが決して悪いわけではなく、脚や腕のラインはこれまでのザク史上で1番美しく、製作し始めたきっかけでもあります。
また、ガワラ曲げのおかげで自然にザクマシンガンを構えることができるのも嬉しいポイントです。
今回の製作ではそんなキットの良さを生かしながら、自分の理想のザクに近づけることができたので大満足でした。
また作りたいキットの1つになりました。
本キットの製作について、気になる点や疑問点があれば気軽にお問い合わせください。
また本ブログでは他にも、模型のHowtoや私が製作した作品のポイント紹介などを行っています。
興味のある方は「模型の記事一覧」より、ご覧いただけると嬉しいです。
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ご覧いただきありがとうございました。
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